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COLUMN
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2022.04.10
脱毛:医療脱毛について

レーザー脱毛器(マシーン)の普及を支えた「ダイオードレーザー」

前回までのコラムでお伝えしたように、レーザー脱毛とは、いま日本国内だけでなく世界的に普及している美容レーザー治療であることは間違いがありません。レーザー脱毛理論とは、選択的光線融解に基づいており、レーザーの直接的なターゲットは、毛幹のメラニン色素です。レーザー脱毛とは、レーザー光を毛幹に照射することで毛幹に熱の発生を促し、毛幹に隣接するターゲットとなる毛包幹細胞を破壊することで、高い脱毛効果を上げるという脱毛施術手法です。今回のコラムでは、レーザー脱毛器(マシーン)の一種である「ダイオードレーザー」についてお伝えします。世界中でもっとも普及している脱毛器(マシーン)は、「アレキサンドライトレーザー750nm」であったり、「Nd:YAGレーザー1064nm」などがあります。しかしながらダイオードレーザーは、波長が2機種の中間性質(800〜810nm)をもっているため、メラニン色素吸収率やエネルギーの深達性のバランスが優れていると評価されているだけでなく、他の2機種に比べ脱毛器(マシーン)そのものが小型軽量・接触冷却装置が搭載可能・皮膚の接触圧迫の程度・吸引機能がアップデートされているなど、レーザー脱毛器(マシーン)の安全性や有効性を向上させているということで、結果的にはレーザー脱毛施術文化普及に大きな役割を担いました。

【目次】
1.レーザー脱毛の普及と、脱毛器(マシーン)3種の開発の歴史
2.レーザー脱毛器(マシーン)の代表格。「ダイオードレーザー」について
3.今回のまとめ

レーザー脱毛の普及と、脱毛器(マシーン)3種の開発の歴史

選択的光線融解理論(selective photothermolysis)を応用した毛包の選択的破壊理論は、1996年に発表され、レーザー脱毛の歴史は幕開けされました。これまでもコラムでお伝えしてきたように、レーザー脱毛の原理は毛幹のメラニン色素をターゲットとして毛包を加熱することを促し、毛包内に拡散する熱で隣接する毛包幹細胞(follicular stem cell)を損傷させることで、減毛や脱毛の効果を上げる手法です。最初に実用化されたレーザー脱毛器(マシーン)は、波長694nm・パルス幅270μmのルビーレーザーなのですが、この機種は有色人種にとっては、表皮メラニンの吸収が大きい作用を誘引してしまうため、その波長が適しているとはいえませんでした。その後、ルビーレーザーの波長課題を解決する機種として、波長755nmのアレキサンドライトレーザー・805nmのダイオードレーザー・1064nmのNd:YAGレーザーが開発されることになり、レーザー脱毛施術は急速に国内へ普及されていったのです。前述したように、脱毛レーザーの照射とは、人体に影響を及ぼすものですから、適切な波長・照射時間・出力・スポットサイズなどの各機能一つひとつが重要な役割を果たしているといえます。

レーザー脱毛器(マシーン)の代表格。「ダイオードレーザー」について

レーザー脱毛器(マシーン)の代表格であるダイオードレーザーは、半導体をレーザー媒質にするレーザー機能であり、近赤外線の波長を導出します。ダイオードレーザーの細かな構造なのですが、これは「二重テヘロ構造」と呼称されており、これは誘導放出による増幅を行う原理により、活性層をp型・n型といわれる半導体で挟み込んだ構造を意味します。二重テヘロ構造は、電流を流すと電子と正孔(ホールといわれる価電子の欠落箇所)が再結合するときの余剰エネルギーが、光として放出される仕組みなのです。

今回のまとめ

UNO>>>ichikaraは、レーザー脱毛とは異なるNPL方式の脱毛器(マシーン)を導入しています。そして当然ながら脱毛施術を受けるお客様にとって、より良い脱毛器(マシーン)が誕生するようなことがあれば、慎重な検証の上切り替えていく所存です。こういった美容機器の検証において、私たちは幅広い見識に触れることが求められます。世の中に脱毛という文化が普及した要因として、「レーザー脱毛」の誕生は代表的な出来事なのです。次回のコラムにおきましても、引き続きダイオードレーザーの詳細は歴史についてお伝えしていきます。